このエントリーをはてなブックマークに追加

筋トレをするなら緑の中で!自然の中でのエクササイズが良いワケ

こんにちは!フィットネストレーナーの井戸本結実です。

 

外に行くのが気持ち良い季節になってきましたね!

桜が散ったら新緑が広がり、5月にはツツジ、6月にはアジサイと、楽しみの多い季節です。

 

最近海外で注目されているのが、「グリーン・エクササイズ」という言葉。

緑の中、つまり自然の中でおこなわれるエクササイズのことです。

 

定期的な運動が体に良いことは言うまでもないですよね。

 

それにプラスして、自然の中で運動をすることで、さまざまな相乗効果が得られるのではないか、ということが分かってきています。

 

今回の記事では、自然の中でのエクササイズにはどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

 

1.血圧を下げるはたらきがある

高血圧さん必見です。

 

イギリスで行われた研究では、小学生のグループにサイクリングマシンに乗ってもらい、森の中の映像を見せた場合と、何も見せなかった場合を比較しました。

結果、森の中の映像を見せた場合の方が、エクササイズ後の血圧が大幅に低かったのです(1)。

高血圧でお悩みの方は、ジムの中でサイクリングマシンに乗るよりも、川辺の木の下などで自転車に乗ってみてはいかがでしょうか。

 

2.ストレスを軽減してくれる

ウォーキングなどの軽い有酸素運動やヨガなどは、ストレスを軽減してくれることが知られていますが、自然の中ですると、なお効果がありそうです。

ノルウェーのある研究機関では、地方自治体の職員を対象に、有酸素運動と筋トレを室内と野外でおこなった後の、ストレスレベルを比較しました。
結果、仕事のストレスマネジメントとして、グリーン・エクササイズは効果的なのではないかと結論づけています(2)。

殺伐としたオフィス環境から抜け出して、緑の中で身体を動かすことを考えるだけで、仕事のストレスのことなんて忘れてしまえそうですね。

 

3.メンタルヘルスの向上

もんもんと自己嫌悪をしてしまったり、イライラしがちな時も、自然の中に飛び込んでいきましょう。

同じくイギリスの研究では、自然の中でのエクササイズは、
・自己肯定感をアップさせてくれる
・気分を向上させてくれる
ということが分かっています(3)。

つまり、自分のことがもっと好きになって、元気になれるということ。

また、自然の中を歩くだけでも、うつ病の予防・改善につながるということが分かっています。

何か不快なことがあった時に、無意識にその時のことを頭の中でリプレイしてしまうことはありませんか?

「あの時こうすればよかった」
「なんであの時、あんなこと言われたんだろう」

などなど、ネガティブ思考を繰り返してしまう時、
脳の脳梁膝下野(のうりょうしっかや)という部分がアクティブになっています。

嫌なことを頭の中でリプレイしてしまうことを「反芻(はんすう)思考」といいますが、これは脳梁膝下野が過剰に活動してしまうことから起こります。
うつ病の人は、脳梁膝下野が頑張って働いてしまっているんですね。

スタンフォード大学の研究では、被験者に90分間森林を散歩してもらった時と、街中を散歩してもらった時の脳の動きを比較しました。

その結果、森林の中を散歩した時の方が脳梁膝下野の動きが弱まっていたのです(4)。

つまり、自然の中を歩くと嫌なことが忘れられるんですね!

街路樹の近くにいるだけでも精神面にポジティブな効果があるという説もあるので、自然の中にいることがいいのか、エクササイズがいいのか、というのはまだたくさんの研究では明らかになっていませんが、相乗効果があることは否めないでしょう。

なかなか自然の多いところに行く機会がないという人は、意識して街路樹の近くを歩くだけでも、ネガティブ思考をやめられるかもしれませんね。

 

もっと外に出よう!

最近元気が出ないな、というそこのあなた。
ジムの中にこもっていないで外に出ましょう!

ちょっとしたウォーキングでも、公園でのバドミントンでも、自然の中で体を動かす機会をもっと作ってみませんか。

猛暑が来るまでの天気のいい季節を、存分に楽しみましょう!

 

<参考文献>

1.Duncan, M.J. et al. (2014). The effect of green exercise on blood pressure, heart rate and mood state in primary school children.

2.Calogiuri, G. et al. (2015). Green exercise as a workplace intervention to reduce job stress.

3.Barton, J. and Pretty, J. (2010). What is the best dose of nature and green exercise for improving mental health? A multi-study analysis.

4.Bratman, N. et al. (2015). Nature experience reduces rumination and subgenual prefrontal cortex activation

 

<プロフィール>

i4

ACE(American Council on Exercise)認定ヘルスコーチ&パーソナルトレーナー。

PR会社で激務をこなす中、アレルギーやPMSの悪化、気分の落ち込み、慢性頭痛、異常な疲労などを経験したことから、自分の健康と向き合い始める。食事・運動・睡眠のバランスのとれたライフスタイル改善を実施すると、悩んでいた症状が劇的に改善。以後、日本人の健康リテラシーを底上げすることをミッションとし、ブログ「Health Literacy」にて健康情報を発信している。自重筋トレを毎朝の習慣にしており、インスタグラムでは家でできる筋トレビデオを公開している。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する記事